2021年冬期シーズンのカキ小屋修行六回目で訪ねたのは、行橋市の蓑島漁港で営業するカキ直売所併設の牡蠣小屋「蓑島カキ直売所」。北九州のブランド牡蠣「豊前海一粒かき」を味わう事ができる牡蠣小屋になります。
蓑島漁港の目の前に位置し、昔懐かしい感じの雰囲気の中で焼き牡蠣を楽しむ事ができます。
養殖されている漁場は北九州空港が防波堤となっている穏やかな海域のエリア。英彦山から生まれた植物性プランクトンが、今川を通じ蓑島の海へ流れ着き、漁場へ栄養分の多い水が注がれることなどから大粒で肉厚なカキが育つ絶好の漁場で養殖されるとか。
2021年冬期シーズンは牡蠣の生育が悪かったのか、蓑島漁港のもうひとつのカキ小屋「永光丸@永田カキ直売所」では店頭での販売は行っているものの、今シーズンの牡蠣小屋営業は休止となっております。
今回営業開始日から四日目の祝日に訪問。直売所入口前にはオープン時刻前から長蛇の列。蓑島牡蠣の人気の度合&皆さんの期待が感じられるひと幕でした。
蓑島カキ直売所の基本情報
福岡県行橋大字蓑島470-47
電話番号:0930-23-5935
開催期間:2021年11月20日(土)~2022年02月14日(月)
営業時間:10:00~17:00(焼きカキ最終受付 15:00)
定休日等:年末年始
炭火代金:焼きカキ炭代 800円
牡蠣代金:カキ一箱 1,100円
標準装備品:軍手・カキナイフ・トング・箸・皿
標準調味料:ポン酢・レモン果汁
持込情報:[食べ物]おにぎり [飲み物]△ [調味料]△
システムをご紹介!
とりあえず最初に軽くシステムをご紹介!
①直売所入口の列に並ぶ
②直売所の受付エリアに並んだ牡蠣&海鮮物をチョイス
③レジにて炭火利用料&食材代金をお支払い
④外の焼き牡蠣スペースに移動(外のプレハブ前の炭を準備している所)
⑤席へと案内され、間もなく焼き台に炭が配置
⑥焼き牡蠣スタート
って感じの流れになります。
まずは受付
受付に入ると豊前海一粒かきの垂れ幕と共にどでかい水槽が目に飛び込んできます。巨大な水槽にはたくさんの牡蠣が投入されており雰囲気を盛り上げてくれます。
さらにその奥側が牡蠣の作業場になっており、タイミングが合えば牡蠣の磨き作業を拝む事ができます。まあ新鮮な牡蠣が食べれる事間違い無しって感じの環境が整っている感じです。
注意点ですが、最初に炭を準備している所(プレハブの前辺り)に行っても普通に放置されてしまうので、必ず受付を先に済ませてください。
ここで受付エリアで販売している海鮮物をご紹介!
元祖的な雰囲気を醸し出している「蓑島カキ直売所」では用意されている海鮮物が非常に少ないです。
当日は、渡リガニ・タコ・サザエ・エビ・イカ・カキめし・おにぎりって感じだったでしょうか?
しかしながら食材の持ち込みは禁止となっていますので、直売所で購入した牡蠣を現地で焼いて食べるに特化した牡蠣小屋と言っても過言ではないでしょう。
焼き牡蠣スペースのプレハブに移動
受付での精算(利用料800円+食材費用)が終わると、外へ出てプレハブタイプの焼き牡蠣スペースへ移動します。
炭を起こしている所で人数を告げると席へと案内してくれます。
こちらが標準装備品になります。
以前お邪魔した時にはトングが無かった時があったのですが、軽いイジメだったみたいですね(おかしいとは思ったのですが小心物なので言えませんでした…)
カキナイフは1テーブルに1本のみ貸し出しとなります。2本以上必要な場合は購入が必要なので、自宅に所持されている方は持ち込みする事をおすすめします。(1人1本は必ず必要です!)
調味料は「ポン酢」「レモン汁」のみとなります。
調味料は持ち込み可能となっているのですが、「マヨネーズ類の乳製品は不可」との制約がありますのでご注意を!(お隣さんは堂々と持ち込んで使用されていましたが、スタッフの方が注意する事はありませんでした…)
焼き台はテーブルに埋め込みタイプの炭火焼き。焼き台が狭いので四人での利用はちょいときついかもです。
それでは宴のスタートです!
それでは乾杯!宴のスタートです。
こちら以前ドリンク類は持ち込みOKだったのですが、時代の流れなのでしょうか?2019年から生ビール等のアルコールの販売が開始されました。
昨今ではアルコール類の持ち込みは禁止となっていますのでご注意ください!
しかしながら大人数のグループが堂々とビールを持ち込んでいましたが、注意される事はありませんでした。注意書きのPOPですが、掲示されている枚数が少ないので目に入らなかったと思われます(笑)
こちらがドリンクメニューになります。(持込不可なのでもう少しメニューを)
それでは焼き牡蠣スタートです!
牡蠣のお値段は1箱1,100円。今回小ぶりながら25個以上の牡蠣が投入されていました。
ここでひとつ苦言。数は多かったのですが、最初から殻が開いたものや、殻が割れて中が見えているものが半分ぐらいを占めていました。
豊前海一粒かきの特徴として「手間隙かけて一粒一粒丁寧に表面を磨いて殻付きのまま出荷する」が謳われています。まだ序盤戦だった事もあるのでしょうが、今後品質が向上する事を祈っています。
それでは焼き牡蠣スタートです!
今回喰らった牡蠣の数々です。
ちなみに今回持ち込んだ調味料(トッピング)はこんな感じです(笑)
蓑島カキ直売所の特徴
・直売所併設のカキ小屋で、元祖カキ小屋的な雰囲気が楽しめます
・海鮮類以外のサイドメニューはカキ飯ぐらい。シンプルな牡蠣小屋
・屋外席完備!暖かい日は屋外で焼き牡蠣を楽しむ事ができます
・マヨネーズ使用不可はマヨラーにはキツイ!
・焼き台が非常に小さく、四人で使用するにはキツイかも。
・カキ2箱目には炭火の火加減が弱くなってきます。炭の交換も可能みたいです。
北九州への帰り道にお土産ゲット!
蓑島から北九州方面への帰り道、北九州空港へ曲がる交差点付近で「資さんうどん苅田北九州空港IC店」が営業されています。
こちら無人の販売所。ここだけで購入できる「ばたトッツォ」や、出来立てホャホャのうどん麺「切りたて細めん」が購入する事ができます。
空港方面になかなか足を運ぶ事はないでしょうから、是非牡蠣小屋攻めの帰り道にゲットしましょう。
おわりに
北九州エリアで人気NO.1の焼き牡蠣スポットの蓑島漁港!
糸島に負けないカキ小屋が形成される事を祈っております。